モトコンポは純正で6V電装を採用しており、ライトの暗さや電装品の入手困難さが課題となっています。しかし、「ミニモト モンキー6V→12V化コンバートキット」を使用することで、これらの問題を解決し、より快適な走行が可能になります。本記事では、このキットを活用してモトコンポを12V化する手順や注意点を詳しく解説します。12V化を検討している方は必見です!
1. 12V化のメリットとは?
(1) ヘッドライト・ウインカーの明るさ向上
6Vのヘッドライトは暗く、夜間走行には心もとないですが、12V化するとLEDやH4バルブの使用が可能になり、夜間の視認性が大幅に向上します。
(2) 汎用パーツの使用が可能
6Vの電装パーツは入手が難しいですが、12V化することで一般的なバイク用のバッテリー、電球、ウインカーリレー、ホーンなどが使用でき、メンテナンスがしやすくなります。
(3) 充電効率の向上
6V車両は低回転時に発電量が不足しがちですが、12V化することで電圧が安定し、バッテリーへの充電効率が向上します。
2. ミニモト モンキー6V→12V化コンバートキットの内容
今回使用するのは、ミニモト モンキー6V→12V化コンバートキット。このキットはホンダ系6V車両向けですが、モトコンポにも流用可能です。
セット内容
- 12V 1.5Ah シールドバッテリー(ISO 9001認証)
- LED対応ウインカーリレー(最大12.8V × 10W)
- 12Vレギュレーター
- 配線一式(コネクター250型4極付き)
- ヒューズ(12V 10A)
- 取り付け説明書付き
3. モトコンポに取り付ける際の注意点
(1) バッテリー設置スペース
モトコンポのバッテリー収納スペースは狭いため、付属の12V 1.5Ahシールドバッテリーが収まるか確認し、固定用スポンジやゴムシートを活用すると良いでしょう。
(2) ウインカーリレーの取り付け位置
純正リレーと異なる形状のため、結束バンドやステーを使用して固定します。また、リレーのアース接続を確実に行わないと動作不良の原因になるので注意が必要です。
(3) 2サイクルオイルセンサーの処理
12V化に伴い、一部の純正配線が不要になりますが、2サイクルオイルセンサーは既存のものをカプラーを抜くだけで残し、取り外していません。これにより、万が一オイル残量警告機能を復活させたい場合にも対応できます。
4. 取り付け手順
(1) シリコンレクチファイヤーの取り外し
- 純正6Vシリコンレクチファイヤーを取り外す。
- 12V用レギュレーターを適切な位置に固定する(放熱対策を考慮)。
- 配線を以下のように接続する:
- 黄線(発電) → レギュレーター入力
- 赤線(充電) → バッテリー+へ
- 黒線(電装用+) → 各電装品へ
- 緑線(アース) → フレームへ


(2) ウインカーリレーの交換
- 純正ウインカーリレーを取り外し、LED対応リレーを設置する。
- ウインカーの配線を正しく接続する。
- LEDウインカーを使用する場合は、左右の極性を確認する。
(3) ヒューズの設置
- 付属の12V 10Aヒューズを電装回路の要所に設置し、ショート対策を行う。
(4) ライト・ホーンの交換
- ヘッドライト・ウインカー・テールランプを12V用に交換する。
- ホーンも12V対応品に変更する(6V用は音量が小さくなるため)。
(5) バッテリーの取り付け
- すべての配線が完了したら、最後にバッテリーを接続する。
- バッテリーの固定を確認し、振動でズレないようにする。
(6) 動作確認と最終調整
- エンジンを始動し、電圧を測定する(13.5V~14.5Vが理想)。
- 各電装品の動作をチェックし、不具合がないか確認する。
- 走行テストを行い、充電が適切に行われているか最終確認する。
5. まとめ:ミニモトキットでモトコンポの電装強化を実現!
「ミニモト モンキー6V→12V化コンバートキット」は、コンパクトながら十分な発電能力を持ち、モトコンポの電装強化に最適です。
✅ ヘッドライトが明るくなり、夜間走行が快適に!
✅ 12V対応の汎用パーツが使え、メンテナンスが容易に!
✅ 充電が安定し、電装トラブルのリスクを低減!
また、2サイクルオイルセンサーはカプラーを抜くだけで残し、復活させることも可能な状態にしているため、必要に応じて活用できます。
これからモトコンポを12V化したい方は、ぜひこのキットを活用して、快適な電装環境を手に入れてください!
コメント