ビールには実は100種類以上以上もあると言われており、大きく分けると「ラガー」と「エール」の2つに分類されます。それぞれの特徴や代表的なスタイルを見ていきましょう。
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ビールの種類とは?生ビールや発泡酒、IPAやヴァイツェンの違いをわかりやすく解説!
ビールと一口に言っても、実は多くの種類が存在します。「生ビール」「発泡酒」「クラフトビール」「IPA」「ヴァイツェン」など、それぞれに特徴と違いがあります。飲ん…
🔹 ラガービールとは?
- 発酵方法:下面発酵(低温でゆっくり)
- 味わい:キレがよくてスッキリ、のどごし爽やか
- 主な種類には以下があります:
スタイル | 発祥国 | アルコール度数 | 特徴 |
---|---|---|---|
ピルスナー | チェコ | 4〜6% | 黄金色で爽やかな苦味 |
メルツェン | ドイツ | 5〜6% | 琥珀色、オクトーバーフェストで定番 |
ヘレス | ドイツ | 約5% | 甘みが感じられるまろやかタイプ |
デュンケル | ドイツ | — | 濃色、カラメルやナッツ風味 |
シュバルツ | ドイツ | — | 黒色、コーヒーやチョコ風味 |
🔹 エールビールとは?
- 発酵方法:上面発酵(高温で短時間)
- 味わい:香り豊かで深みがあり、バリエーションが多彩
代表的なエールスタイル
- ペールエール:バランス良くホップとモルトの香り
- IPA(インディア・ペール・エール):苦味と香りが強烈。イギリス発祥→アメリカで発展
→インペリアルIPAやニューイングランドIPAなど派生スタイルあり - ヴァイツェン/ヘフェヴァイツェン:ドイツ・バイエルン地方発祥。バナナやクローブの香りで苦味ほぼゼロ
- スタウト:黒ビール。ギネスが代表で、コーヒー・チョコ風味
- ポーター:スタウトより軽い黒ビール。歴史は古く、労働者が好んだ
- ゴーゼ/サワーエール:酸味が特徴的なベルギー系ビール。ランビックも含まれる
- セゾン:ベルギー農家スタイル、フルーティでスパイシー
- ブラウンエール:香ばしくモルトの甘みが中心。食事とも相性◎
- ケルシュ:ドイツ・ケルン発祥のやや軽めで爽やかスタイル
- カリフォルニアコモン(Steam Beer):ラガー酵母で高温醸造したアメリカ独自スタイル
🔹 他にもユニークなビアスタイル
- インディアペールラガー(IPL):ラガー酵母を使ったIPA風ビール
- ランビック:自然発酵により酸味と香りが強い
- セッションIPA:IPAの苦味や香りを残しつつ、アルコール度を低くして飲みやすくしたもの
🍻 ここまででわかること
- ビールは「ラガー」「エール」で大分類され、さらに色・味・香り・発酵法の違いから多彩なスタイルがある。
- 生ビールや発泡酒との違いは、製造・税法区分によるもの(前回記事参照)。
- ドイツやベルギー、アメリカ、日本など地域ごとに伝統+個性が反映されている。
✅ 最後に:読者に向けたメッセージ
一人ひとりの味覚に合ったビールを探す楽しさは尽きません。次は「最近飲んだクラフトビールで気に入ったもの」や「気になっているスタイル」など、気軽に教えてくださいね。もっと深掘りした記事にできます!
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