記事本文
DA64V型エブリイオーナーの皆さん、愛車のフロントバンパー、フェンダーとの間に「隙間」ができていませんか? ヘッドライトの下あたりがパカパカと浮いていたり、指が入るほど開いてしまっている状態。実はこれ、単なる見た目の劣化ではありません。
放置すると、車検に落ちる(不合格になる)可能性が高い危険なサインです。
今回は、DA64Vの持病とも言える「バンパーサイドサポート」の破損が引き起こすリスクと、バンパーを全脱着せずに5分で完結する「裏技的交換手順」を解説します。
なぜバンパーの隙間が「車検NG」に繋がるのか?
「バンパーが少し浮いているくらい、性能に関係ないだろう」と思いがちですが、DA64Vの場合、バンパーの固定状態はヘッドライトの「光軸(こうじく)」に直結します。
バンパーサイドサポート(サイドブラケット)の爪が割れて固定力が失われると、以下のような悪影響が出ます。
- ヘッドライトの微振動 走行中やアイドリングの振動でヘッドライトユニット自体が振れてしまいます。人間の目では気にならなくても、車検場の精密なテスターでは「光軸が安定しない」と判定され、検査不能になるケースがあります。
- 光軸のズレ バンパーの重みでフロントマスク全体が下がり、ライトの照射角度が狂ってしまいます。何度バルブ調整をしても光軸が合わない場合、実はバンパーのズレが原因だったという事例は少なくありません。
予備検査で「光軸が合いませんね」と言われる前に、根本原因であるサポートを交換しておきましょう。
【時短DIY】バンパーを全部外さない交換術
ディーラーのマニュアルでは「バンパー全脱着」が基本ですが、実はタイヤハウス側の固定を外して「めくる」だけで交換可能です。
必要な部品と工具
- 純正バンパーサイドホルダー(サポート)
- 右側(運転席):71731-68H00
- 左側(助手席):71732-68H00
- 10mm ソケットレンチ
- マイナスドライバー(またはクリップ外し)
交換手順(片側5分)
- タイヤハウスのクリップを外す ハンドルを切り、タイヤハウス(フェンダーライナー)内にあるバンパー端を固定しているクリップを1つ外します。
- バンパーをめくる バンパーの端を手前に強めに引っ張ります。爪が割れている車両なら、抵抗なく「ガバッ」と開くはずです。これで交換部分にアクセスできます。
- サポートの交換 隙間から覗くと、白い(または黒い)プラスチック部品が10mmのボルト2本で止まっています。これを外し、新品と入れ替えます。
- 固定と復元 新しいサポートをボルトで締結したら、バンパーを元の位置に戻し、手のひらで「バンッ!」と押し込みます。「パチン」と音がして隙間がなくなれば成功です。最後にクリップを戻して完了です。

写真はヘッドライトをずらし、バンパーをサイドだけ外し、上からヘッドライトサポートを見た様子。この状態で交換できます。
まとめ
作業時間は慣れれば両側で10分もかかりません。
たったこれだけの作業で、だらしなく下がったバンパーがシャキッと引き締まり、何より「車検時の光軸トラブル」という時限爆弾を解除できます。 バンパーの隙間が気になっている方は、次の車検が来る前にぜひDIYで対策しておくことを強くおすすめします。


コメント