モトコンポのレストアに取り組む中で、エンジン始動はできたものの、安定性に課題を感じていました。その原因として疑われたのが純正キャブレターの劣化です。今回は、レストアの過程で採用したQR50純正キャブレターについて、その選定理由や取り付け手順を詳しくご紹介します。
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純正キャブレターからQR50キャブレターへ交換した理由
モトコンポの純正キャブレターは現在廃番となっており、新品の入手が困難です。一方で、QR50の純正キャブレターは新品で購入可能であり、ほぼ同形状のためポン付けが可能です。
交換を決めた具体的な理由は以下の通りです:
- メインジェット交換が可能
- モトコンポ前期型の純正キャブレターはメインジェットの交換ができません。そのため、チューニングや燃調調整を行いたい場合、柔軟性が欠ける点がネックでした。QR50キャブレターはメインジェット交換が可能で、標準では#82が装着されています。
- 入手性の良さ
- 純正キャブレターの廃番により、中古パーツに頼るのではなく、今のうちに新品を購入することで、長期的に安心して使用できる状態を確保することができます。
QR50純正キャブレターの取り付け手順
QR50純正キャブレターをモトコンポに取り付ける際のポイントと手順を解説します。
- キャブレターの形状確認
- QR50キャブレターはモトコンポの純正とほぼ同形状のため、加工の必要がありません。ボルトオンで取り付け可能です。
- 燃料ホースの交換
- QR50キャブレターは燃料ホースの口径が異なるため、ホースを変更します。具体的には、内径3.5mmから5mmの燃料ホースを用意し、やや長めのものを取り付けることで対応しました。
- メインジェットの確認と調整
- 初期状態で装着されているメインジェットは#82です。必要に応じて交換することで、エンジン特性に合わせた調整が可能です。
- エンジン始動と動作確認
- 交換後にエンジンを始動し、アイドリングの安定性やスロットルレスポンスをチェックします。
QR50キャブレターの品番と購入情報
QR50純正キャブレターの品番は16100GF8033です。新品は現在も購入可能で、以下のサイトで取り扱われています:
モノタロウでは品番を検索して簡単に注文できるため、信頼性の高い購入先としておすすめです。
QR50キャブレターを導入するメリット
QR50純正キャブレターの採用により、モトコンポのエンジン性能や整備性が大幅に向上します。
- 調整幅の拡大
- メインジェットを交換することで、将来的なセッティング変更やカスタムにも対応できます。
- 部品の入手性
- 新品で購入可能なため、信頼性が高く、長期使用にも安心です。
- 簡単な取り付け
- 加工不要のため、スムーズに作業を進められます。
まとめ
モトコンポの純正キャブレターが廃番となった今、QR50純正キャブレターは最適な選択肢です。その性能や互換性、メインジェットの交換可能性を考えると、費用対効果が非常に高いと言えます。
レストア中のモトコンポオーナーの方は、ぜひQR50キャブレターを検討してみてください。新品で入手可能なうちに交換することで、より快適なモトコンポライフを楽しむことができるでしょう。
モトコンポのレストアに関する詳細な情報や注意点について、今後も記事を更新予定です。ぜひブックマークしてお役立てください!
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