フロントフォークをオーバーホールして走行した結果、ハンドリングでのガタツキが気になりステムベアリング交換を決意。
旧車のステムベアリングはボールをチマチマのせて、ウレアグリスを塗って…面倒。
しかも調べた結果、ボールを買い替えようとすると高いです。
対策を考えて調べていると、『アンギュラベアリング』の存在を知りました。
この記事を読むと以下のことがわかります。
- この記事を読むとアンギュラベアリングが何なのか。
- TZR125に流用できるか調べた方法
- 流用後の感想
アンギュラベアリングとは
アンギュラベアリングとは、簡単にいうと、回転軸に対して垂直の方向にかかる荷重『ラジアル荷重』と平行の方向にかかる荷重『スラスト荷重』の両方に耐えうるベアリングです。
TZR125の純正のボールベアリングではラジアル荷重をカバーできません。
ステムベアリングをアンギュラベアリング化することで、耐久性、安定性が増すのです。
流用できるか調べる方法
写真は交換前のステムベアリング。グリスは乾いていて、ハンドリング時にガタが出てました。
自分はアンギュラベアリングの存在を知らなかったので、まず純正部品を調べました。
156-23411-00 レース, ボール 1 1200 円
156-23412-00 レース, ボール 2 1000円
183-23411-00 レース, ボール 1 1300円
183-23412-00 レース, ボール 2 1300円
93501-04011 ボール 110円←38個必要です。
ざっと9000円必要でした。
まず上記のパーツを使っている車種を検索しましょう。
検索結果はRD250、RD350、RD400、RZ250、RZ350、RZ250R、RZ350R
RZ250RR、RZ350RR、GX250、XS250、XS400、SRX250、TZR250(1KT)、FZR250
がヒットしました。
『TZR125 アンギュラベアリング』でヒットしなくても、『同じ部品が使用されている車種+アンギュラベアリンベアリンググ』
でヒットしたベアリングなら流用可能です。
そして検索結果が
93399-99950 と
93399-99942 合わせて5000円強
純正部品の半額近い値段で、近代化や純正以上の強度が手に入るとおもうと、交換したほうがいいように感じます。
もちろんガタがでていて、交換をしないといけない環境にあればの話です。
まとめ
ベアリング変更後のTZR125はハンドリングがとてもスムーズです。
ガタツキはなくなりました。
むこう10年は交換しなくていいと思うので、悩みが1つ減りました。
トップの写真は、交換後に試走を兼ねて、うなぎ屋さんにうな重を食べに行った時のものです。
交換方法は適当に専用工具を使わずにやったので、あえて記事にしていません。
今日も見ていただきありがとうございました。
【追記】10/22現在、特に異常は出てきていません。
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